ジェネリックイベント

使用可能な機能は、使用しているシステムによって異なります。詳細については、製品比較チャートを参照してください。

ジェネリックイベントを追加する場合、以下のプロパティを指定します。

イベント名

名前を指定します。名前は一意であり、以下の特殊文字を含むことはできません。 < >  &  '  "  \  /  : *  ? |  [  ]

一部のカメラは、特定の長さおよび特定の構造のイベント名しかサポートしていません。詳細はカメラのマニュアルを参照してください。

イベントポート

読み取り専用のフィールドで、システムがジェネリックイベントを受信待ちするポート番号を表示します(デフォルトはポート1234)。ポート番号は、一般的なイベント処理の設定の一部として変更できます。

イベントの部分列

データパッケージを分析する際に、システムで探す個々の項目を指定することができます。1つまたは複数の語を指定してから、追加ボタンをクリックして、指定した語をイベントメッセージの表現フィールドに追加すると、その内容が実際の分析で使用されます。例:

  • 単一の語: User001(イベントメッセージの表現フィールドに追加すると、この語は「User001」と表示されます)
  • 複数の語を1つのアイテムとして: User001 Door053 Sunday(イベントメッセージの表現フィールドに追加すると、この語は「User001 Door053 Sunday」と表示されます)

複数の語を1つのアイテムとして追加すると(例:イベントメッセージの表現フィールドでは「User001 Door053 Sunday」と表示)、引用符の間のすべてが、指定された順番でパッケージに表示され、条件との一致がチェックされます。語をパッケージとして表示する必要があっても順不同な場合、それぞれの語を1つずつ追加します(つまり、イベントメッセージの表現フィールドでは「User001」「Door053」「Sunday」と表示されます)。

ジェネリックイベントに使用するTCPおよびUDPパッケージには、分析する文字列で@、#、+、å、~等の特殊文字を使用することができます。

イベントメッセージの表現

実際のパッケージ分析で使用する文字列を表示します。このフィールドは、直接編集することはできません。ただし、追加ボタン、括弧、あるいは以下で説明するオペレータボタンをクリックする時に、カーソルをフィールド内に配置することで、新しいアイテムを含める場所を指定することができます。同様に、カーソルをフィールド内に配置することで、削除ボタンをクリックした時に、削除されるアイテムの場所を決めることもできます。削除ボタンをクリックすると、カーソルのすぐ左にあるアイテムが削除されます。

  • (: 開始括弧文字をイベントメッセージの表現フィールドに追加することができます。括弧は、関連用語が論理単位として同時に処理されるようにする際に使用します。つまり、分析で特定の処理順序を強制するために使用します。例:("User001" OR "Door053")AND "Sunday"を使用すると、括弧内の2つの用語が先に処理され、その結果が文字列の最後の部分と結合されます。つまり、システムはまず「User001」または「Door053」という用語を含むパッケージを参照し、その後に結果を取得し、「Sunday」という用語を含むパッケージを検索します。
  • ): 終了括弧文字をイベントメッセージの表現フィールドに追加することができます。
  • AND: AND演算子をイベントメッセージの表現フィールドに追加することができます。AND演算子により、AND演算子の両側の用語が存在する必要があることを指定します。例:User001 AND Door053 AND Sundayを使用する場合、条件が満たされるためには、用語User001ならびに用語Door053ならびに用語Sundayが存在しなければなりません。用語のいずれかまたは2つが存在するだけでは足りません。経験的に、ANDで用語を結合すればするほど、復元結果は少なくなります。
  • OR: OR演算子をイベントメッセージの表現フィールドに追加することができます。OR演算子により、いずれか1つの語句が存在する必要があることを指定します。例:User001 OR Door053 OR Sundayを使用する場合、条件が満たされるためには、用語User001または用語Door053または用語Sundayが存在しなければなりません。いずれか1つの用語が存在すれば基準を満たします。一般原則として、ORで用語を結合すればするほど、取得される結果は多くなります。 
  • 削除: イベントメッセージの表現フィールドに配置したカーソルのすぐ左にあるアイテムを削除することができます。カーソルをイベントメッセージの表現フィールドに配置していなければ、フィールドにある最後のアイテムが削除されます。

イベントの優先度

同じデータパッケージが異なるイベントで分析される場合があります。各イベントに優先度を割り当てる機能により、受信したパッケージが複数のイベントの基準に一致したときに、どのイベントをトリガするか管理することができます。0(最低優先度)~1000(最高優先度)の数値によって優先度を指定してください。システムがTCPおよびUDPパッケージを受信した場合、そのパケットの分析が、最高優先度のイベントで開始されます。これにより、パッケージが複数のイベントの基準と一致する場合、最高優先度のイベントのみがトリガされます。パッケージが同じ優先度で複数のイベントの基準と一致した場合、たとえば、優先度999のイベントが2つある場合、その優先度のすべてのイベントがトリガされます。

イベントプロトコル

イベントを検知するために、システムが受信待ちしなければならないプロトコルを選択します。

  • すべて: TCPならびにUDPのプロトコルを使用しているパッケージを受信待ち/分析します。
  • TCP: TCPプロトコルだけを使用しているパッケージを受信待ち/分析します。
  • UDP: UDPプロトコルだけを使用しているパッケージを受信待ち/分析します。

イベントルールタイプ

受信したデータパッケージを分析する時に、システムがあるべき特定の状態を選択します。

  • 検索: イベントを発生させるには、受信したパッケージに、イベントメッセージの表現フィールドで指定したメッセージが含まれていなければなりませんが、他の内容も含まれている可能性があります。
    :受信したパッケージに「User001」および「Door053」が含まれるよう指定すると、受信したパッケージに語句「User001」および「Door053」および「Sunday」が含まれる場合、受信したパッケージに2つの必要な語句が含まれるため、イベントがトリガされます。
  • 一致: イベントを発生させるには、受信したパッケージに、イベントメッセージの表現フィールドで指定したメッセージが正確に含まれていなくてはらならず、他の内容が含まれていてはなりません。

このイベントが発生すると、Eメールを送信します

Eメール通知が有効である場合のみ使用可能です。イベントが発生したときにシステムによってメールを自動的に送信する必要がある場合に選択します。受信者は、Eメール通知の設定の一部として定義します。Eメール通知を使用する場合、個々のカメラのスケジュールを忘れないでください。

カメラからの画像を添付します

Eメール通知が有効な場合にだけ使用できます。選択すると、イベントがトリガされた時に録画された画像がEメール通知に含められます。次に、チェックボックスの横にあるリストで関連するカメラを選択します。

イベント発生時、SMSを送信する

イベントが発生したときにシステムによってSMSを自動的に送信する必要がある場合に、選択します。SMS通知の受信者を、SMS通知設定の一部として定義します。SMS通知を使用する場合、個々のカメラのスケジュールが設定されている必要があることを忘れないでください。

設定を使用できるのは、SMS通知が有効になっている場合だけです。

削除

選択したイベントを削除します。

追加

新規イベントを追加します。ジェネリックイベントノードを選択中に追加をクリックすると、新しいジェネリックイベントが追加されます。特定のジェネリックイベントが選択されている場合、追加をクリックすると、選択したジェネリックイベントにタイマーイベントが追加されます。

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