ジェネリックイベントのテスト
ジェネリックイベントを追加した場合、ジェネリックイベントをすばやく簡単にテストする方法は、まずイベント通知をセットアップして、ジェネリックイベント、さらにイベント通知をトリガするデータをTelnetを使用して送信することです。
Telnetは旧バージョンのWindowsにはデフォルトでインストールされています。詳細は、https://technet.microsoft.com/en-us/library/cc771275(v=ws.10).aspxを参照してください。
この例では、Videoと呼ばれるジェネリックイベントを作成しています。このジェネリックイベントでは、受信したTCPデータパッケージにVideoという単語が出現すると、ジェネリックイベントをトリガするように指定しています。使用するジェネリックイベントでは異なるかもしれませんが、原則は次の通りです。
- [詳細設定]を展開してから、[カメラおよびストレージの情報]を展開します。XProtect Smart Clientでアクセス権があるカメラを右クリックして、[プロパティ]を選択します。
- [イベント通知]を選択して、必要なジェネリックイベントを選択します。テストを行っている間、ジェネリックイベントが、[選択したイベント]リストに表示される唯一のイベントであることを確認してください。そうでない場合、イベント通知をトリガしたのがそのジェネリックイベントであるかどうか判断できません。テストが終わると、一時的に削除したイベントを[選択したイベント]リストに戻すことができます。
- Management Applicationのツールバーで[設定の保存]ボタンをクリックして、設定の変更を保存します。
- Recording Serverサービスが実行中であることを確認してください。また、イベント通知を設定したカメラが表示されており、XProtect Smart Clientでカメラのタイトルバーが有効になっていることも確認してください。その場合、黄色のイベントインジケータが表示されます。
- Telnetを実行して、以下を入力します。
- Windowsの[スタート]メニューで、[ファイル名を指定して実行]を選択し、[開く]フィールドに以下を入力します。
- システムサーバー自体でテストを実行している場合:
telnet localhost 1234
- リモートコンピュータからテストを実行している場合:localhostの部分を、システムのサーバーのIPアドレスに置き換えます。例:監視システムサーバーのIPアドレスが123.123.123.123であれば、次のように入力します。
telnet 123.123.123.123 1234
これにより、Telnetウィンドウが開きます。
上の例で、数字1234はシステムサーバーがジェネリックイベントをリスニングするポートを示しています。ポート1234がデフォルトのポートですが、ジェネリックイベント処理の設定の一部として別のポートを指定して、ポートを変更することができます。システムでアラートやジェネリックイベントのポート番号を変更した場合、1234の代わりにシステムのアラートおよびジェネリックイベントのポート番号を入力してください。
- Telnetウィンドウで、ジェネリックイベントのトリガに必要な言葉(イベントの文字列の一部)を入力します。ここでの例では、単一の言葉Videoが必要です。

Telnetウィンドウでの入力中は、入力した内容がエコーされることがあります。これは、サーバーが受信した文字の一部または全部を繰り返しているためです。正しく入力している限り、これは問題になりません。 - Telnetウィンドウ
を閉じます。ウィンドウを閉じるまで、入力した内容が監視システムに送信されないので、ウィンドウを閉じてください。 - XProtect Smart Clientに移動します。対象のカメラについて、黄色のイベントインジケータが点灯していれば、ジェネリックイベントは予測通りに動作しています。
重要:ジェネリックイベントには最大128文字を入力できます。128文字を超えて入力した場合、128文字を超える文字列は破棄されます。
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