録画およびアーカイブのパス(プロパティ)

特定のカメラについてビデオおよび録画の設定する場合、以下のプロパティが含まれます。

録画パス

カメラのデータベースを保存するフォルダへのパス。デフォルトフォルダはC:\MediaDatabaseです。他のフォルダを参照する場合は、該当するセルの横にあるアイコンをクリックしてください。指定できるのは、ローカルドライブにあるフォルダへのパスのみです。ネットワークドライブへのパスを指定することはできません。ネットワークドライブを使用している場合、ネットワークドライブが使用不能になると、録画は保存できません。

録画パスを変更し、元の場所に既存の録画がある場合、録画を新しい場所に移動するか(推奨)、元の場所に残すか、削除するかを選択するよう確認されます。

複数のカメラがあり、複数のローカルドライブが使用可能な場合、個別のカメラのデータベースを複数のドライブに分散させることでパフォーマンスを改善できます。

データベースの削除

ボタンをクリックすると、カメラのデータベースにあるすべての録画を削除します。アーカイブされている録画は影響を受けません。

重要: 慎重に使用してください。カメラのデータベースにあるすべての録画が完全に削除されます。安全のため、データベースを削除するかを確認する必要があります。

アーカイブ パス

カメラのアーカイブされた録画を保存するフォルダへのパス。デフォルトフォルダはC:\MediaDatabaseです。アーカイブの動的パスを使用しない場合のみ、これを編集できます。

他のフォルダを参照する場合は、関連するセルの横にあるアイコンをクリックしてください。アーカイブ パスを変更し、古い場所に既存のアーカイブされた録画がある場合、アーカイブされた録画を新しい場所へ移動するか、古い場所に残すか、あるいは削除するかを選択する必要があります。Milestone はアーカイブ録画を新しい場所に移動することをお勧めします。

アーカイブされた録画を移動すると、システムは現在カメラのデータベースにあるものもアーカイブすることに注意してください。そのため、アーカイブされた録画を移動した直後に、カメラのデータベースは空になります。

アーカイブの削除

ボタンをクリックすると、カメラのアーカイブされた録画がすべて削除されます。カメラの通常のデータベースにある録画は影響を受けません。単一のアーカイブパスを使用しているか、ダイナミックアーカイブパスを使用しているかに関わらず、削除機能を使用できます。

重要: 慎重に使用してください。カメラのすべてのアーカイブ録画が完全に削除されます。安全のため、アーカイブを削除するかを確認する必要があります。

保持期間

カメラからの録画(つまり、カメラのデータベースにある録画ならびにアーカイブされている録画)を保持しておく合計時間です。デフォルトの保持期間は7日間です。

保持期間は、録画を保持しておく合計時間です。以前のバージョンの監視システムでは、データベースとアーカイブで別個に制限時間を指定していました。

データベース修復アクション

データベースが破損した場合に、どのアクションを行うか選択します。

  • 修復。不可能な場合はスキャンし、消去します:デフォルトのアクションです。データベースが破損した場合、以下の2つの異なる修復方法を試みます。高速修復および徹底的な修復。両方の修復方法が失敗した場合は、データベースの内容を削除します。
  • 修復。不可能な場合は消去します:データベースが破損した場合、高速修復を試みます。高速修復が失敗した場合は、データベースの内容を削除します。
  • 修復。失敗した場合はアーカイブ:データベースが破損した場合、高速修復を試みます。高速修復が失敗した場合は、データベースの内容をアーカイブします。
  • 削除(修復せず):データベースが破損した場合は、データベースの内容を削除します。
  • アーカイブ(修復せず):データベースが破損した場合は、データベースの内容をアーカイブします。
  • スキャン。失敗した場合はアーカイブ:データベースが破損した場合は、データベースのすべてのファイルのエラーがスキャンされ、データベースの完全修復が試行されます。このアクションが完了するには、他の修復アクションよりも時間がかかりますが、データベースのすべてのコンテンツの復元が確実に実行されます。

破損したデータベースを修復するアクションを選択した場合、修復中は破損したデータベースが閉じます。代わりに、新しいデータベースが作成され、録画を続行できます。

XProtect Smart Clientでは、アーカイブされている場合、破損したデータベースを修復できるケースが大半です。破損したデータベースをXProtect Smart Clientで開くと、XProtect Smart Clientは、可能な限り、自動的にデータベースを修復しようと試みます。

ダイナミックパスを設定する

ダイナミックアーカイブパスでは、通常は複数のドライブに渡る、異なるアーカイブパスを指定します。ダイナミックアーカイブ用に選択したパスにカメラのデータベースを保存しているドライブが含まれている場合、システムは常にまずそのパスでアーカイブしようと試みます。そうでない場合、そのドライブを使用するカメラデータベースが存在しない限り、システムは自動的にその時点で最も使用可能な容量が大きいアーカイブドライブにアーカイブします。

ダイナミックパスの選択も参照してください。

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