周囲の物理的条件
LPR用のカメラを取り付けて使用する場合、周囲の環境に関連する以下の要因に注意してください。
- 大量の光: 周囲の光が強すぎると、露出過度またはシミにつながることがあります。
- 露出過度とは、画像が多すぎる光に曝されて、バーンアウトしたり白っぽく見えることがあります。露出過度を避けるため、Milestoneは、カメラを高いダイナミックレンジおよびオートアイリスレンズで使うことを推奨しています。アイリスは、調節可能な開き口です。この理由により、アイリスは画像の露出に大きく影響します。
- シミは、画像に不要な垂直ラインが現れることです。多くの場合、カメラの電荷結合素子(CCD)画像装置のわずかな欠陥に起因します。CCS画像装置は、デジタル画像を作成するために使われるセンサーです。

- 光が少なすぎる: 周囲の光が少なすぎたり、またはあまりに外部照明が少ない場合、露出不足につながることがあります。
- 露出不足とは、画像が曝される光が少なすぎるため、画像が暗くなったりコントラストがほとんどなくなることを指します。自動ゲインを無効にできないか、移動している車両の撮影で最大許容シャッター時間を設定できない場合、光が少なすぎるとまずは画像にゲインノイズやモーションブラーが発生し、最終的には露出不足となることがあります。露出不足を避けるには、十分な外部照明を使用するか、ゲインを使うことなく暗い環境でも十分に感度が高いカメラを使用してください。
- 赤外線: 困難な照明状況を克服するもうひとつの方法は、赤外線パスフィルターを赤外線高感度カメラと結合し、人工の赤外線照明を使用することです。回帰反射式のナンバープレートは、特に赤外線照明での使用に適しています。
- 回帰反射型は、光源からの光の経路に沿ってまっすぐに送り返す特殊な反射素材で覆うことで実現されています。回帰反射式の物体は、他の物よりはるかに明るく輝いて見えます。これは、夜でもかなりの距離から鮮明に見えることを意味します。回帰反射は道路標識で多用されており、さまざまな種類のナンバープレートでも使われています。
- 天候: 雪または非常に明るい日光では、カメラを特別に設定することが必要になる場合があります。
- プレートの条件: 車両によっては、ナンバープレートが損傷していたり、汚れている場合があります。認識されないように、故意に汚されていることもあります。
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