LPR用のカメラを設定する際は、以下に注意してください。
自動ゲイン調整:最も一般的に見られるカメラに起因する画像干渉には、ゲインノイズが挙げられます。
ゲインを制御するには、複雑なアルゴリズムを適用する必要があり、多くのカメラにはゲインの自動調整機能が備えられています。ただし、こうした機能がLPRで役立つことは残念ながらあまりないため、Milestoneは、カメラの自動ゲイン機能を可能な限り低く設定することを推奨しています。あるいは、カメラの自動ゲイン機能を無効にしてください。
周囲が暗い場合、十分な外部照明を設置することでゲインノイズを回避することができます。
自動エンハンス: 一部のカメラは、輪郭、エッジ、コントラストのエンハンスアルゴリズムを使って、画像が人間の目で見やすいように補正します。このようなアルゴリズムは、LPRプロセスで使用するアルゴリズムに干渉します。したがって、Milestoneでは、カメラの輪郭、エッジ、コントラストのエンハンスアルゴリズムを可能な限り無効にするよう推奨しています。
自動圧縮: 圧縮率が高くなるほど、ナンバープレートの画像の品質には悪影響があります。高い圧縮率を使用する場合、最適なLPRパフォーマンスを実現するには、より高い解像度が必要になります。低いJPEG圧縮を使用する場合、画像をJPEG品質レベルの80%以上で保存しており、画像の解像度、コントラスト、フォーカスは通常通りであり、ノイズレベルも低い限り、LPRに与える悪影響も非常に小さくなります。
ナンバープレート画像をJPEG品質レベル80%(つまり低圧縮)で保存していれば許容範囲となります。 |
ナンバープレート画像をJPEG品質レベル50%(つまり高圧縮)で保存していれば許容範囲外となります。 |
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