証明書の編集

安全なHTTPSプロトコルを使用して、XProtect MobileサーバーとXProtect Mobile クライアント、あるいはXProtect Web Clientとの間の接続を確立する場合、サーバー上で有効な証明書を適用する必要があります。この証明書は、証明書所有者が接続を確立することを承認されていることを、裏付けます。

CA証明書

CA(証明書システム管理者)によって発行される証明書は証明書チェーンを持っており、このチェーンのルートにはCAルート証明書があります。デバイスまたはブラウザがこの証明書をみるとき、これはそのルート証明書とOS上にあらかじめインストールされているもの(Android、iOS、Windowsなど)とを比較します。ルート証明書があらかじめインストールされている証明書リストのなかにある場合は、サーバーへの接続が十分に安全であることをOSがユーザーに保証します。これらの証明書はドメイン名に対して発行され、無料です。

自己署名証明書

自己署名証明書は誰でも作成できます。これにはCAからのルート証明書がないため、OSはこれをあまり安全でないと見なします。自己署名証明書により、単純な攻撃に対する安全性は提供されますが、状況によっては接続の安全性は保証されていません。自己署名証明の最も便利な点は、XProtect Mobileサーバーにより無料で作成されるという点です。

:安全な接続 (HTTPS) やiOS 9.0以降またはWindows Phoneを実行するデバイスを使用する場合は、XProtect Mobileサーバーにインストールされた認証局 (CA) が発行した証明書がある場合にのみ接続できます。CAは、インターネットでデータを交換するユーザーとWebサイトの身元を検証するデジタル証明書を発行します。CAの例は、Comodo、Symantec、GoDaddyなどの企業です。安全な接続をオンにする前に、デジタル証明書の知識があることを確認してください。

証明書の作成または変更の仕方:

  1. Management Applicationがインストールされているコンピュータで、Mobile Server Manager アイコンを右クリックし、証明書の編集を選択します。
  2. 以下のいずれか1つを選択します。

自己署名証明書を生成

  1. 自己署名証明書を生成オプションを選んで、OKをクリックします。
  2. システムが証明書をインストールする間、数秒待ちます。
  3. 完了すると、ウィンドウが開いて、証明書が正常にインストールされたことが知らされます。

    Mobile Serverサービスが再起動し、変更が適用されます。

CA証明書ファイルを探す

  1. 証明書ファイルを読み込むオプションを選びます。
  2. 証明書ファイルのパスを入力するか、...ボックスをクリックすると、ファイルを参照できるウィンドウが開きます。
  3. 証明書ファイルのパスワードを入力します。
  4. 完了したら、OKをクリックします。

    CAで発行されたものでない場合、Mobileクライアントのユーザーは証明書をもう一度承認するように指示されます。

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