音声録音について
音声を録音する場合、以下に注意することが重要です。
- システムが録音できるのは、(マイクから)入ってくる音声だけです。システムは、(スピーカから)出ていく音声は録音しません。
- 音声録音は、ビデオ保存容量に影響します。システムは、関連するカメラのデータベースに音声を録音します。したがって、ビデオだけを録画する場合に比べて、音声とビデオを記録する場合、より早くデータベースが満杯になることに留意する必要があります。データベースが満杯になると、システムは自動的にデータをアーカイブするので、データベースが満杯になること自体は問題ではありません。ただし、音声を録音する場合、追加のアーカイブ容量が必要になります。
- 例:MPEG4を使用する場合、それぞれ1秒のビデオGOP(Group Of Pictures)が、データベースの1レコードに保存されます。毎秒ごとの音声が、データベースの1レコードに保存されます。データベースのレコードの半分は音声の保存に使用されるので、データベースのビデオ保存容量が全体容量の半分に低減します。したがってデータベースはすぐに満杯になり、ビデオだけを録画する場合と比べて、より頻繁にアーカイブが発生します。
- 例:MJPEGを使用する場合、音声ブロックのサイズがJPEG間の時間を超えない限り、すべてのJPEGに対して音声が1レコードに保存されます。極端な場合は、データベースのレコードの半分が音声の保存で使用されるので、データベースのビデオ保存容量が全体容量の半分に低減します。非常に高いフレームレートを使用すると、各JPEG間の時間が短くなることを意味するので、音声の録音に使用するデータベースの割合が小さくなり、その結果ビデオの保存で使用できる部分は大きくなります。その結果として、データベースはすぐに満杯になり、ビデオだけを録画する場合と比べて、より頻繁にアーカイブが発生します。
上記では、単純化した例を示しています。正確な使用可能な保存容量は、GOP/JPEGおよび音声のキロバイト単位でのサイズにも依存します。
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