設定のバックアップを取るための安全な手段として、あるいは他の場所で類似のManagement Application設定を使用するためのコピーとして、Management Applicationの現在の設定をエクスポートすることができます。後から、以前にエクスポートしたManagement Application設定をインポートすることができます。
バックアップとしてManagement Application設定をエクスポート
このオプションでは、関連するすべてのManagement Application設定ファイルが単一の.xmlファイルに結合され、その場所を指定できます。設定に保存していない変更がある場合、設定をエクスポートする際にこれらは自動的に保存されます。
同一バージョンの監視システムを他の場所でセットアップする場合は、設定をバックアップとしてエクスポートしないでください。このような操作により、同じデバイス情報が二度使用され、クライアントに以下のエラーメッセージが表示される原因となります。2台(以上)のカメラが同じ名前またはIDを使用しているため、アプリケーションが起動できません。 代わりに、設定をコピーとしてエクスポートします。コピーとしてエクスポートする場合、たとえ新しいシステムが既存のシステムと同一であったとしても、エクスポートでは物理的に全く同じカメラなどを使用していないという事実が考慮されます。
このManagement Application設定のバックアップと、Milestone監視フォルダで行ったシステム設定のバックアップでは、これら2つは別物であるため、違いがあることに注意してください。ここで説明しているバックアップは、Management Applicationの設定のバックアップに限定されます。Milestone監視フォルダのバックアップを行った場合は、監視システムのセットアップ全体をバックアップします(ログファイル、イベントの設定、復元ポイント、ビューグループならびにManagement ApplicationおよびXProtect Smart Clientの設定を含む)。
クローンとしてManagement Application設定をエクスポート
このオプションでは、すべての関連するManagement Applicationの設定ファイルが収集されます。GUID(Globally Unique IDentifiers、カメラなどの個々のシステムコンポーネントを識別するために使用される一意の128ビットの数値)はマークされ、後で置換されます。GUIDは、特定のコンポーネント(カメラなど)を参照しているので、マークされて後で置換されます。類似のタイプのカメラを使用する新しい類似のシステムのセットアップで、コピーした設定を使用したい場合でも、新しいシステムはコピーされたシステムと全く同じ物理的なカメラは使用しません。後で新しいシステムでコピーされた設定を使用する場合、GUIDは新しいシステムに固有のコンポーネントを表すGUIDと置換されます。
置換用にGUIDをマークした後、設定ファイルが単一の.xmlファイルに結合され、これを指定の場所に保存することができます。設定に保存していない変更がある場合、設定をエクスポートする際にこれらは自動的に保存されます。
以前にエクスポートされたManagement Application設定のインポート
Management Applicationの設定がバックアップとしてエクスポートされたか、コピーとしてエクスポートされたかに関わらず、同じインポート方法を使用します。
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