録画データベースの破損からの保護について

カメラデータベースが破損した場合に実行するアクションを選択できます。アクションにはさまざまなデータベース修復オプションがあります。このようなオプションは便利ですが、Milestoneは、カメラデータベースが破損しないことを保証する手順を導入することをお勧めします。

停電:UPSの使用

データベースが破損する最大の原因として、ファイルが保存されず、オペレーティングシステムが適切に終了されずに、レコーディングサーバーが突然にシャットダウンすることが挙げられます。これは、停電、または誰かが誤ってサーバーの電源コードを抜いてしまった場合などに発生することがあります。

レコーディングサーバーが突然シャットダウンしないように保護するための最善の方法は、各レコーディングサーバーにUPS(無停電電源装置)を備え付けることです。

UPSは、電池駆動の第2電源として動作して、電源異常が発生した場合に、開いているファイルを保存して安全にシステムの電源を切るために必要な電源を提供します。UPSの仕様はさまざまですが、多数のUPSには、開いているファイルの自動保存、システム管理者へのアラート発行などを行うソフトウェアが含まれています。

組織の環境に適した種類のUPSを選択することは、個別のプロセスです。ニーズを評価する際には、停電時にUPSが提供する必要のある実行時間を考慮に入れてください。開いているファイルを保存し、オペレーティングシステムを正しくシャットダウンするには、数分かかる場合があります。

Windowsタスクマネージャ:プロセスの終了時に注意する

Windowsタスクマネージャで作業するときには、監視システムに影響を与えるプロセスを終了させないように注意してください。Windowsタスクマネージャでプロセスの終了をクリックして、アプリケーションまたはシステムサービスを終了すると、プロセスには、終了される前にその状態またはデータを保存する機会が与えられません。その結果として、カメラデータベースが破損する可能性があります。

Windowsタスクマネージャは通常、プロセスを終了しようとすると警告を表示します。プロセスを終了しても監視システムに影響がないことに確信が持てない場合は、警告メッセージでプロセスを終了するか尋ねられた場合にいいえをクリックします。

ハードディスクの故障:ドライブを保護する

ハードディスクドライブは機械装置であり、外的な要因に対して脆弱です。以下は、ハードディスクドライブを傷つけ、カメラデータベースの破損を引き起こす可能性がある外部要因の例です。

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